「Redmi Note 10 Pro」のカメラ機能を試した!

Xiaomi(以下、シャオミ)が4月に発売した、SIMフリースマートフォン(スマホ)「Redmi Note 10 Pro(レッドミー ノート テン プロ)」(Xiaomi Communications製)は、約1億800万画素カメラや約6.67インチの大画面有機ELディスプレイなどを搭載しながら、発売時の市場想定売価(価格はすべて税込)が34,800円と低価格帯を実現したミドルハイモデルだ。

発売当初は、大手ECサイト「Amazon.co.jp」をはじめ、MVNOなど複数の販路で品切れが続出するほどだったが、6月26日時点では「グレイシャーブルー」「オニキスグレー」「グラディエントブロンズ」の3色とも問題なく入手できる状態となっているようだ。また、Amazon.co.jpでは、いずれものカラーも約10%となる3,410円引きの31,390円で販売されている。

なお、ECサイトではAmazon.co.jpのほかに「SoftBank SELECTION」、「ひかりTVショッピング」、「ムラウチドットコム」で、仮想移動体通信事業者(MVNO)では「イオンモバイル」や「IIJmio」、「gooSimseller」、「BIGLOBEモバイル」など、量販店では「エディオン」や「上新電機」、「ノジマ」、「ビックカメラグループ」、「ヤマダ電機」、「ヨドバシカメラ」などで取り扱われている。

発売から2カ月以上経過したが、公開済の開封レビューRedmi Note 9Sとの比較に続いて、今回はカメラ機能をレビューする。

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Redmi Note 10 Proを手に持ったところ


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Redmi Note 10 Proの背面カメラ

はじめに、カメラの基本スペックをおさらいしておこう。背面カメラは全部で4つ搭載されており、上の画像の向き(本体縦向き状態)に合わせてそれぞれのスペックを紹介する。

・上部に配置:約1億800万画素CMOS(1/1.52型、1画素0.7μm)/メイン(広角)カメラ(F1.9)
・中央左に配置:約500万画素CMOS/望遠接写カメラ(F2.4)
・中央右に配置:約200万画素CMOS/深度センサー(F2.4)
・下部に配置:約800万画素CMOS/超広角カメラ(F2.2、画角118°)

メインの広角カメラは1画素2.1μmの画素に合成して明るく撮影できる「9-in-1ビニング技術」に対応。約1億800万画素と超高画素なカメラだが、標準カメラアプリの108M(1億800万画素)モードをオンにしない限り、通常撮影は約1200万画素相当(4000×3000ピクセル)での撮影となる。

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撮影モードの切り替え。左から「プロ」「ビデオ」「写真」「ポートレート」「もっと見る」(画像はすべて、クリックもしくはタップで拡大)


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「もっと見る」の編集画面


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「もっと見る」を大きなアイコン表示に変更した画面

標準のカメラアプリを起動すると、まず「写真」モードで立ち上がり、モード表示部分を左右にフリックもしくはタップすると撮影モードが切り替わる。

デフォルト(初期設定)でもっとも左の撮影モード「プロ」はホワイトバランス(WB)や、絞り(F値)、シャッタースピード(S)、ISO感度、レンズ切り替えなどを細かく手動で設定できるマニュアルモードだ。

もっとも右の画面「もっと見る」には「夜景」や「108M」、「ショートビデオ」、「パノラマ」、「ドキュメント」、「Vlog」、「スローモーション」、「タイムラプス」、「デュアルビデオ」「長時間露光」、「クローン」といった撮影モードの他に「編集」を選択することができる。

「編集」をタップすると「特長 アイテムを長押しして並べ替える」と表示された画面に推移する。ここでは、各撮影モードのアイコンを長押しして移動させることができる。上部の「スタート画面」に移動した撮影モードは、「もっと見る」の画面からカメラ起動時の画面に表示されるようになる。逆に、カメラ画面で使用頻度が低い撮影モードは「その他の機能」に移動することで「もっと見る」に格納することができる。

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各撮影モードの設定メニュー画面。左から「プロ」「ビデオ」「写真」「ポートレート」

各撮影モードでは、右上の3本線メニューをタップすることで設定メニューを表示させることができる。この上部に表示された設定メニュー内の「設定」アイコンをタップすると「カメラ設定」の画面に切り替わる。

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「カメラ設定」画面


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「動画」モードでの「カメラ設定」画面


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「プロ」モードで「108M」(1億800万画素)をONにした画面

「カメラ設定」はほとんどがON/OFFの切り替え設定となっており、難しい設定や操作は見受けられない。

「108M」モードは単体でも起動できるが、「プロ」モード内でも画面上部の「108」をタップすることで約1億800万画素で撮影できる。

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108Mで撮影した全体画像を縮小した画像。赤枠の3カ所を切り出した画像は以下


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108Mで撮影した画像を縮小せずに一部を切り出した画像


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108Mで撮影した画像を縮小せずに一部を切り出した画像


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108Mで撮影した画像を縮小せずに一部を切り出した画像

まずは108Mモードの実力を紹介しよう。上の風景写真の全体画像において、赤枠で囲んだ辺りを縮小せずに切り出してみた。それぞれを見ていくと全体画像では認識できなかった自動車や人物、さらに電車の車両までしっかりと認識できる。驚くべき解像度だ。

画像の解像度は12000×9000=1億800万で、撮影データによるが1枚あたりのデータ量は10MB~25MB程度となる。

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左から「0.6X」(超広角カメラ)「1X」(メインカメラ:等倍)、「2X」(メインカメラ:2倍ズーム)の画面

画面上部の赤く囲んだ部分は「AIシーン検出」をONの状態で「建物」を認識しており、画面下部の赤く囲んだ部分では、カメラレンズの切り替えが可能。左の「0.6X」は超広角カメラに、「1X」~「10X」まではメインの広角カメラを使っている。

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左から「5X」(5倍ズーム)、「10X」(10倍ズーム)、108Mモードの画面

画面をピンチイン/アウトするとズーム操作が簡単にできるが、その際「10X」(10倍)までのズームがコントロールできるゲージがあらわれる。ピンチイン/アウトでの操作、ゲージを左右に移動させての操作、どちらの操作も可能だ。

なお、撮影モードによってズームの倍率は異なり、108Mモードでは1.0X(等倍)~2.0X(2倍)までのズーム撮影が可能となっている。

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AIで「料理」を認識


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AIで「花」を認識


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「スーパーマクロ」でも「花」を認識


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「スーパーマクロ」で撮影した花の写真


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「スーパーマクロ」で撮影した花の写真

AIによる被写体、シーンの認識をして最適な撮影ができる「AIシーン検出」にも対応している。料理や花、建物、動物、テキストなどを検出して自動的に明るさや色味を最適にしてくれる。画面のメニュー部分に表示されている「AI」の文字が、検出したシーンのアイコン表示に切り替わって知らせてくれる。AIシーン検出のON/OFFの切り替えは「AI」も文字をタップするだけだ。

そして今回は「スーパーマクロ」モードも新しく搭載されている。カメラの基本スペックで「望遠接写カメラ」とあったが、これは従来の接写カメラよりも2倍の近接撮影が可能なカメラということになる。前回のレビューでも触れたのだが、従来の接写カメラ(マクロモード)と比較すると、ピントが合いやすくさらに近付いて撮影できることがわかる。上の花(ツツジ)の写真でも水滴やおしべの先端もくっきりと捉えているが、時間や手間をかけることもなく「スーパーマクロ」で簡単に撮影できた。

なお、「スーパーマクロ」モードは「もっと見る」の撮影モードの中には表示されておらず、「写真」モードで画面右上の3本線メニューをタップしたメニュー画面の中にある「スーパーマクロ」をタップして起動する。

108Mモードの解像度には驚いたが、このスーパーマクロも従来のマクロと比較して撮影するとかなり驚く。これまででは撮影できないような写真が撮れるので、写真撮影が好きな人には楽しめるだろう。

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「夜景」モードで撮影


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「夜景」モードで撮影


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「夜景」モードで撮影


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「夜景」モードで撮影

「写真」モードの「AIシーン検出」で夜景を撮影することもできるが、「夜景」モードで撮影した場合、暗い部分をより明るく、ディテールもはっきり写すことができる。

そして、Redmi Note 10 Proでは夜景をさらに楽しむ撮影モード「長時間露光」が新しく搭載されている点も見逃せない。

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左から「長時間露光」、「クローン」、「Vlog」の画面

「長時間露光」モードは、1度シャッターボタンをタップして撮影をはじめ、もう1度シャッターボタンをタップするまで撮影し続けるというモードだ。「長時間露光」の中にはさらに「移動する群衆」「ネオントレイル」「油絵」「ライトペインティング」「星空」「スタートレイル」の合計6種類の撮影方法を選択できる。

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「移動する群衆」で撮影した画像。赤く囲んだ部分では、移動している歩行者がボケている


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「ネオントレイル」で撮影した画像

「長時間露光」モードの画面左上の「i」をタップすると各撮影方法の説明が表示される。比較的簡単に撮影できる「移動する群衆」と「ネオントレイル」を試してみた。「移動する群衆」は、動く物体が流れているようにボケる。今回は夜景で試してみたが、日中でも楽しむことができる撮影方法で「群衆」というものの、人物だけでなく自動車など動く物体がボケの対象になる。

「ネオントレイル」は、自動車や電車、船のライトなど、明るい光源が移動するとその軌跡を捉える撮影方法だ。撮影している間はずっと光の軌跡を捉え続けるため、いいタイミングで撮影を終了しないといけないが、従来のスマホではこうした写真を撮ることが困難だったため、夜景撮影がこれまで以上に楽しめるだろう。

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「クローン」の「写真」で撮影した画像



「クローン」の「ビデオ」で撮影した動画

「クローン」モードは人物を認識して撮影するモードで、ひとつの画像や動画内に同じ人物を複数写し出すことができる。まさに「クローン」を生み出す撮影モードだ。この「クローン」モードには静止画の「写真」、動画の「ビデオ」および「フリーズフレーム」の合計3つの撮影方法が用意されている。

人物を認識しないと「被写体が見つかりませんでした」という表示が出て撮影できないため、原則人物撮影のみの撮影モードだ。人形でも被写体認識はするが、被写体が動かないと「クローン」が発生しない上に、撮影中にフレーム内でうまく動かないと綺麗に撮影できないため、実質は人物撮影のみということになる。

静止画も動画も「クローン」モードでは撮影に慣れが必要なので、最初は少々戸惑うが、これも従来では撮影できなかった写真や動画を撮影できるユニークな機能だ。

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「デュアルビデオ」の画面。左2つが2分割モード、右2つが小画面モード


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「デュアルビデオ」の2分割モードで静止画を撮影


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「デュアルビデオ」の小画面モードで静止画を撮影

もうひとつユニークな撮影モードを紹介しよう。「デュアルビデオ」モードは、リアカメラとフロントカメラを同時に起動して2画面の動画および静止画が撮影できるモードだ。「デュアルビデオ」なので基本的には動画撮影だが、動画撮影中に録画ボタン横の白い丸ボタンをタップすると静止画が撮れる。

画面分割は2画面と、メイン画面&小画面の2種類があり、それぞれリアカメラとフロントカメラを入れ替えできるため、合計で4種類の分割が可能だ。実況動画などでは便利な機能だ。他社スマホでもこの機能を実装する機種が増えてきており、今後のトレンド機能・標準機能になることを予感させる撮影モードだ。

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「ポートレート」モード(画像=左)、「夜景」モード(画像=右)

背景をボカして人物を際立たせる撮影モードが「ポートレート」だ。赤丸で囲んだ画面の左下のアイコンは「シネマティック効果」というフィルター機能、下部中央のアイコンはボカしのレベル調整ができ、右下のアイコンは「ビューティ」と「フィルター」を設定・選択できる。

薄暗い屋外での撮影をテストしてみたところ、「ポートレート」では背景のボカしやビューティによる肌の調整が可能で、「夜景」モードはそれらの機能が使えないが「ポートレート」よりも明るく撮影できた。

なお「ポートレート」モードの背景ボケはF1.0からF16の範囲内で調節可能。デフォルトでは「f4」になっており、画面に表示されるゲージを左側に移動するほどボケが強くなり右側に移動するとボケが弱くなる。

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どちらも「ポートレート」モードで撮影。左の画像より右の画像のほうのボカしレベルを強くして撮影

「ポートレート」は、基本的には人物を撮影するモードだが、人物以外でも背景をボカしたい場合に使うことができる。

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前面中央上部にフロントカメラを搭載

ここからは、フロントカメラによるセルフィー(自撮り)についてレビューする。本体前面上部中央のパンチホールには約1600万画素CMOS/広角カメラ(F2.45)を搭載している。これも比較しないとわかりにくいが、フロントカメラのサイズもかなり小型化されている。

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フロントカメラでの撮影モードの切り替え。左から「ビデオ」「写真」「ポートレート」「もっと見る」


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左から「ビデオ」「写真」「ポートレート」「もっと見る」

リアカメラとほぼ同様のユーザーインターフェース(UI)で、操作方法は大きく変わらない。右上の3本線メニューをタップして画面上部に表示されるメニューもおおむね同じだ。

「もっと見る」内の「編集」は、リアカメラおよびフロントカメラ共通の設定となる。また、フロントカメラで利用できる撮影モードは「ビデオ」「写真」「ポートレート」「夜景」「ショートビデオ」「パノラマ」「スローモーション」「タイムラプス」「デュアルビデオ」の9種類。それ以外の「プロ」「108M」「ドキュメント」「Vlog」「長時間露光」「クローン」をタップすると、強制的にリアカメラに切り替わる。

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「ポートレート」モードでボケのレベル調整画面(画像=左)、「ビューティ」の調整と「フィルター」の設定ができる画面(画像=右)


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「写真」モードで撮影(画像=左)「ポートレート」モードでボケのレベルを強めに撮影(画像=右)
撮影協力:有里彩さん

フロントカメラでも「ポートレート」モードが利用でき、リアカメラと同様に背景のボケレベルをF1.0からF16の範囲内で調整が可能な他「シネマティック効果」や「ビューティ」「フィルター」も併用できる。

これまで国内向けに販売されてきた「Redmi」シリーズと大きくは変わらない操作ながら、細かな点がブラッシュアップされている。例えば、フロントカメラで利用できる撮影モードも9種類に増えていたり、「ポートレート」モードにおける「シネマティック効果」が追加されていたりする点だ。

Redmi Note 10 Proでは「1億800万画素」がキャッチーかつインパクトがあり、実際に撮影してみるとその実力も相当なものだが、それだけではなく新たに追加された多くのユニークな撮影モードを見逃してはならない。

本体価格が3万円台ではあるが、ハイスペックモデルに見劣りするどころか、部分的にはハイスペックモデルよりも高い性能や多彩な撮影モードを搭載しているのは間違いない。スマホカメラをより楽しみたい人にもRedmi Note 10 Proはオススメだ。

最後にRedmi Note 10 Proの標準カメラアプリを操作した動画などを紹介する。


カメラ機能と標準カメラアプリの操作方法



標準カメラアプリの操作画面



開封動画













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