5G対応の新スマホ「Google Pixel 6 Pro」がauの相互接続性試験(IOT)完了製品に追加!

既報通り、Googleの新しい5G対応のフラッグシップスマートフォン(スマホ)「Pixel 6」および「Pixel 6 Pro」が10月27日に発売されました。またソフトバンクは携帯電話サービス「SoftBank」から両機種を、KDDIおよび沖縄セルラー電話は携帯電話サービス「au」にてPixel 6を同じく10月27日に発売しています。

価格(金額はすべて税込)はPixel 6の128GBモデルが74,800円、256GBモデルが85,800円、Pixel 6 Proの128GBモデルが116,600円、256GBモデル(Stormy Blackのみ)が127,600円となっており、2021年11月7日(日)までに購入すると11,000円分のGoogle ストア クレジットをプレゼントされるほか、Splititを利用した分割払いで支払うとさらに5,000円分のGoogle ストア クレジットがもらえるとのこと。

そんなPixel 6およびPixel 6 Proですが、auでは昨年の「Pixel 5」に続いて「Pixel」シリーズが発売されましたが、一方でソフトバンクでは日本国内の通信事業者でPixel 6 Proを取り扱うのはSoftBankのみとしており、少なくとも現時点ではNTTドコモや楽天モバイルでは従来通りに両機種を取り扱わないことになりました。

またPixel 6 Proについてもauでは販売されませんが、KDDIは2日、新たにau回線で利用できる相互接続性試験(IOT)をクリアしたIOT完了製品に追加しています。これにより、Google ストアとSoftBankで販売されているPixel 6 ProをauやUQ mobile、povo、au回線の仮想移動体通信事業者(MVNO)を公式に利用可能となっています。

なお、NTTドコモや楽天モバイルでは現時点でPixel 6およびPixel 6 ProをIOT完了製品に追加しておらず、すでに紹介したように「ギガホ プレミア」や「ahamo」、「Rakuten UN-LIMIT V」におけるnanoSIMカード(4FF)およびeSIMで4Gでは利用できているものの、NTTドコモとRakuten UN-LIMIT Vについては現時点では5Gでは利用できず、後日、ソフトウェア更新で対応予定となっています。

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auの開発者向け情報Webサイト「au OPEN DEVICE DEVELOPER SITE」における「5G」カテゴリーにおいてPixel 6 ProがIOT完了製品に追加され、au網で利用するために定めされた接続試験に合格したことで、auやau回線のMVNOでPixel 6 Proが音声・データともに利用可能であることが公式に確認されました。

通信規格としては4GではLTE DL Category 20およびLTE UL Category 18をサポートし、18波のキャリアアグリゲーション(CA)などによって下り最大2.4Gbpsおよび上り最大210Mbpsで利用可能だということです。

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またauではすでに4Gに利用している周波数帯を5Gとしても利用するNR化も導入しており、Pixel 6 ProではSub6[FR1]だけでなくミリ波(mmWave)[FR2]にも対応しており、5Gでは下り最大5.3Gbpsおよび上り最大0.5Gbpsとなっているということです(TDDで下りに80%、上りに20%を割り当てた場合)。

これにより、より高速な通信が利用可能となっており、5Gにおける最大通信速度は受信時ではミリ波の800MHz幅を2×2と4G LTEの2波をCAし、送信時はミリ波の200MHz幅とSub6の100MHz幅をCAして実現しているとのこと。対応する周波数帯は以下の通り。なお、対応するSIMカードは「au Nano IC Card 04」となっています。

LTE: B1/2/3/4/5/7/8/12/13/14/17/18/19/20/25/26
/28/29/30/32/38/39/40/41/42/46/48/66/71
5G Sub-6: n1/n2/n3/n5/n7/n8/n12/n14/n20/n25
/n30/n38/n40/n41/n48/n66/n71/n77/n78
5G mmWave: n257/n258/n260/n261
WCDMA: B1/2/4/5/6/8/19




記事執筆:memn0ck


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