GoogleがPixelスマホやPixel Watch向け新機能「Feature Drop」の2022年12月分を提供開始!

Googleは5日(現地時間)、同社が開発・販売する「Pixel」ブランドのスマートフォン(スマホ)やスマートウォッチに提供する新機能「Pixel Feature Drop」( http://g.co/pixel/updates )の第10弾を提供開始したとお知らせしています。おおよそ3ヶ月ごとにリリースおよび案内されるPixel feature dropsですが、今年6月に案内された第8弾に続いてとなります。なお、9月は「Android 13」の正式版がリリースされたこともあって飛ばされました。

第10弾ではPixelスマホとしてはこれまでで最大のアップデートとなったほか、スマートウォッチ「Pixel Watch」としては初めての提供となっており、内容としてはすでに予告されていた最新フラッグシップスマホ「Pixel 7」および「Pixel 7 Pro」向けにVPNサービス「VPN by Google One」を追加料金(無料)え使えるようにしたほか、さまざまな新機能が追加されています。

例えば、セキュリティーとプライバシーが統合されて1カ所で確認・設定できるようになっていたり、通話時にバックグラウンドノイズを低減して相手の声がはっきりと聞こえる「Clear Calling」が追加されたり、音声録音アプリ「レコーダー」にてラベルが自動的に付けられるようになったり、自動車のデジタルキーにてロックやロック解除ができるようになったりしています。

またPixel WatchではFitbitプレミアムの睡眠分析が利用できるようになるとのこと。なお、これらのPixel Feature Dropはソフトウェア更新や各アプリの更新によって順次提供され、Pixelスマホではすでにネットワーク経由によるソフトウェア更新(OTA)が提供開始されており、更新後のビルド番号はカナダ向けのPixel 4aが「TQ1A.221205.011.B1」、イギリスのO2向けのPixel 6aおよびPixel 7、Pixel 7 Proが「TQ1A.221205.012」、それ以外が「TQ1A.221205.011」となっています。

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Pixelシリーズにはセキュリティーパッチが毎月提供されているほか、おおよそ3ヶ月ごとに新機能としてPixel Feature Dropが提供されており、第1弾が2019年12月、第2弾が2020年3月、第3弾が2020年6月、Android 11正式版のリリースを挟んで第4弾が2020年12月、第5弾が2021年3月、第6弾が2021年6月、Android 12の正式版リリースを挟んで第7弾が2021年12月、第8弾が2022年3月、第9弾が2022年6月が提供されてきました。

そして今回、Android 13の正式版リリースを挟んで第10弾が提供開始されました。案内されている変更点は以下のようになっており、Pixel 4a以降のPixelシリーズにて順次提供されます。またソフトウェア更新ではPixel Feature Dropの他にもさまざまな機能改善や不具合修正も行われており、さらに脆弱性についても各セキュリティーパッチが提供されています。

(1)Pixel 7とPixel 7 ProにVPN by Google Oneを提供
Pixel 7およびPixel 7 Proに追加料金なしでVPN by Google Oneが提供開始されました。VPN by Google Oneは通常、Googleのクラウドストレージサービスなどが使えるサブスクリプションサービス「[[Google One]]」の2TB以上のプランで利用できる機能ですが、これがPixel 7とPixel 7 ProではGoogle Oneの有料プランを契約していなくても無料で使えるようになりました。

これにより、Webだけでなくアプリを含めたすべての通信が常に暗号化されるため、より安全にオンラインサービスが利用できます。利用するにはGoogle OneアプリにてVPNの項目から「使ってみる」→「OK」を選んで「VPNの使用」のチェックをオンにします。ただし、一部のアプリ(ゲーム含む)ではVPNを通すと利用できない場合ががあるのでご注意ください。



(2)新しい統合されたセキュリティーとプライバシーの設定
セキュリティーとプライバシーのリスクレベルやその他の情報をすべて1カ所で確認・設定できるようになり、デバイスやアカウント、パスワードを簡単に保護できるようになりました。これにはセキュリティーリスクを通知し、プライバシーとセキュリティーを強化するための簡単な手順を提供する新しいアクションカードが含まれます。

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(3)Pixel 7とPixel 7 Proには「Clear Calling」機能が追加
通話時に相手の声が聞こえないことほどイライラすることはありません。そうしたことを回避するためにPixel 7とPixel 7 Proに新たにバックグラウンドノイズが低減され、通話相手の声が強調されて相手が騒がしい場所にいても相手の声をはっきりと聞くことができる「Clear Calling」機能が追加されます。この機能はTensor G2を活用しているとのこと。

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(4)レコーダーアプリにレベル機能が追加
Pixelスマホの音声録音アプリ「レコーダー」において音声を録音しているときに自動的にラベル(目印)が付けられるようになりました。この機能は「Pixel 6」および「Pixel 6 Pro」以降で英語の会話を録音して書き起こすと、レコーダーアプリが各話者を識別してラベルを付け、話者が変わると改行を挿入するようになっています。

個別にラベル付けされた各人物とのインタビューや会議、講義、会話を記録できるため、誰が何を言ったのかを素早く見つけることができるようになります。なお、この機能は機械学習(ML)を使用してスピーカーのラベリングをリアルタイムにデバイス上で処理するため、録音中にどこにラベルが付けられているのかを確認でき、録音が完了したら話者に名前を付けて簡単にラベルを付け直すことも可能です。

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(5)Pixel WatchでFitbitの睡眠分析機能が利用可能に
Pixel Watchがヘルスケアサービス「Fitbit」の「睡眠分析」機能に対応しました。これにより、いびきを捕捉するなど、睡眠スタイルの意味について詳しく学び、より良い休息のためのヒントを得ることができるようになります。またPixel Watchを毎月14晩以上装着して就寝すると、翌月の1日に結果が表示されます。

この機能は持続時間や就寝時間の一貫性、中断など、睡眠の10の異なる側面を考慮して6種類の睡眠動物の1つでパターンを描写します。睡眠習慣を表すこれらのプロファイルと洞察によって結果は個人の指標と行動に基づいて毎月調整されるため、睡眠を調整するための行動を反映して実行できます。Fitbitの睡眠分析はFitbitアプリにて利用します。これには睡眠の傾向やスコア、プロファイルが含まれ、Pixel Watchの睡眠スコアと並んで表示されます。

またPixel 6およびPixel 6 Pro以降で利用できるようになった咳やいびきの検出機能と合わせると自分の呼吸についてがり詳しくわかり、夜間の就寝時の咳やいびき、スマホの使用時間など、睡眠に影響を与える要因を理解するのに役立ちます。これらの機能に簡単にアクセスできるように時計とDigital Wellbeingの設定で就寝モードを設定するとなお良いでしょう。

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(6)PixelスマホとPixel Watchに新しい壁紙が追加
国際障害者デーを祝うために3つの新しいキュレートされた文化の壁紙でPixelスマホをカスタマイズできるようになります。アーティストで詩人、ポッドキャスター、作家のモーガン・ハーパー・ニコルズ氏がイラストを描いたこの作品は現実の相互作用や物語に触発されています。新しいキュレートされた文化の壁紙は国際障害者デーを祝います。新しいLive Bloomの壁紙コレクションはスマホの動きに合わせて画像が移動したり揺れたりして画面に命を吹き込みます。

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(7)Pixel Watch向けアプリのタイル対応アプリが拡充
一連の新しいタイルを使って重要な情報をスワイプするだけでPixel Watchをカスタマイズできるアプリが増えています。例えば、天気アプリの日の出/日の入りタイルを追加して太陽が昇り沈む頃に1日をより適切に計画できるようにしました。また連絡先アプリを使用すると、お気に入りの人と連絡を取り合うことがさらに簡単になります。お気に入りから最大5つの連絡先をピン留めできるため、タップするだけで電話をかけたりテキストメッセージを送信したり、連絡先の詳細を表示したりできます。

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(8)自動車のデジタルキーによってスマホだけでロック・ロック解除が可能に
自動車のデジタルキーによってスマホだけで互換性のある自動車のロック・ロック解除やエンジン始動ができる機能が提供開始されます。また自動車にアクセスする必要がある家族と共有できるようになりました。デジタルキー共有はPixelとiPhoneに対応しており、今後、Android 12以降を搭載した一部のスマホでも近日中に対応予定となっています。

(9)Gboardの文法チェック機能がフランス語に対応
文字入力アプリ「Gboard」の文法チェック機能がこれまでの英語とスペイン語に加えて新たにフランス語でも利用できるようになりました。

(10)ライブ翻訳が新たに5つの言語に対応
ショートメール(SMS)アプリ「メッセージ」のテキスト(送受信の両方)をライブ翻訳によってさらに5つの言語(アラビア語、ペルシャ語、スウェーデン語、ベトナム語、デンマーク語)で翻訳できるようになりました。

(11)メッセージの音声メッセージの文字起こしが可能に
Pixel 4a以降のPixelスマホではより強力な検索機能が利用できるようになったため、アプリ、連絡先、スクリーンショット、設定、ウェブの検索結果など、探しているものを素早く見つけることができます。またメッセージの音声メッセージの文字起こしがPixel 4a以降でもサポートされるようになりました。

(12)空間オーディオをサポート
完全ワイヤレスイヤホン「Pixel Buds Pro」と組み合わせると、Pixelはヘッドトラッキングによる空間オーディオをサポートするため、お気に入りの映画や番組の中心にいるような気分になります。なお、有線イヤホンで空間オーディオをオンにすることも可能とのこと。この空間オーディオ機能は来年1月に登場する予定で、自分の部屋が実質的にプライベートホームシアターのように感じるでしょう。







記事執筆:memn0ck


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