高コスパスマホ「POCO X7 Pro」をレビュー!

コストパフォーマンス(コスパ)の良いスマートフォン(スマホ)のブランドとしてXiaomi傘下のPOCOが展開している「POCO」シリーズがあります。これまで日本でもハイエンド向けチップセット(SoC)を搭載しながらも価格が抑えられた「POCO F4 GT」や「POCO F6 Pro」が販売され、ともに“フラッグシップキラー”モデルとして注目されていました。

そんなPOCOシリーズから新たにハイエンド級のMediaTek製SoC「Dimensity 8400-Ultra」を搭載したミッドハイレンジスマホ「POCO X7 Pro(型番: 2412DPC0AG)」が日本でも小米技術日本(以下、シャオミ・ジャパン)から2025年2月12日(水)に発売されました。日本で販売されるモデルは内蔵メモリー(RAM)と内蔵ストレージの違いによる8GB RAM+256GBストレージモデルと12GB RAM+512GBストレージモデルで、本体色がブラックおよびグリーン、イエローの3色となっています。

日本では従来のPOCOシリーズと同様にオンライン専売となっており、販路は公式Webサイト( https://www.mi.com/jp/ )内の公式Webストアや「Xiaomi公式 楽天市場店」、「Amazon.co.jp」のほか、ビックカメラおよびヤマダデンキ、ヨドバシカメラといった量販店のECサイト、さらに「イオンモバイル」および「HISモバイル」といった移動体通信事業者(MVNO)となっており、価格(金額はすべて税込)はオープンながら市場想定価格および公式Webストアなどでは8GB RAM+256GBストレージモデルが49,980円、12GB RAM+512GBストレージモデルが59,980円です。

なお、日本でニーズの高いおサイフケータイ(FeliCa)には対応しておらず、HISモバイルでは8GB RAM+256GBストレージモデルのみの販売となるとのこと。また海外で販売されているマーベルとコラボレーションしたアニメ「アイアンマン」がモチーフの限定モデル「POCO X7 Pro Iron Man Edition(Red)」は現時点では日本では販売されないとのこと。今回、そんなPOCO X7 Proをシャオミ・ジャパンよりお借りして実際に試してみましたのでその模様を紹介します。

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POCO X7 Proの前面。紹介するのはブラック

POCO X7 Proは前述通りにSoCにMediaTek製のDimensity 8400-Ultraを日本初搭載しており、オールビッグコアCPUアーキテクチャーやフラッグシップレベルのGPU、業界最先端のAIエンジンを搭載して高性能となっており、さらにPOCO Xシリーズ初搭載の「WildBoost Optimization 3.0」機能によって安定したフレームレート、ディスプレイ輝度、高パフォーマンスに低電力消費で、ゲーム利用時のパフォーマンスが高くなっています。

また自社開発の冷却システム「LiquidCool Technology 4.0」を搭載し、約5000mm2の立体的アイスループシステムを内蔵しているほか、ベイパーリキッド分離技術や単一指向性サーキュレーション構造を採用して従来の ベイパーチャンバー(VC)による冷却システムより高効率で、さらにAIによって発熱しやすいエリアを認識して素早くクーリングすることによってゲーム時におけるピークパフォーマンスを最大限に維持してくれます。実際にベンチマークアプリ「Antutu Benchmark」ではスコアが160万となり、ハイエンドモデルに匹敵することが示されました。

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Antutu Benchmarkでは総合スコア160万に

画面は高精細な約6.67インチ1.5K(1220×2712ドット)CrystalRes AMOLED(有機EL)ディスプレイで、明るさ最大3200nits(ピーク時)や最大120Hzリフレッシュレートに対応しています。またPOCOシリーズ初のIP68等級の防水・防塵に対応し、サイズは約160.75×75.24×8.29mm(イエローは約8.43mm)、質量は約195g(イエローは約198g)となっており、画面は強化ガラス「Gorilla Glass 7i」(Corning製)で覆われ、背面はブラックとグリーンがプラスチック製、イエローがポリウレタン(PU)製のフェイクレザー仕上げとのこと。

バッテリーもPOCO Xシリーズ史上最大の大容量6000mAhとなり、1600回の充電サイクル後も80%の容量を維持する長寿命設計で、同梱されているACアダプター「Xiaomi 90W 充電器」を利用することで、急速充電「Xiaomi HyperCharge」が利用でき、約42分で0%から100%まで急速充電可能です。OSバージョンは最新の「Android 15」をベースにした独自ユーザーインターフェース「Xiaomi HyperOS 2」がプリインストールされています。

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ディスプレイは6.67インチと最近のスマホとしては中間サイズといったところ


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OSはAndroid 15/Xiaomi HyperOS 2


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POCO X7 Pro(ブラック)の背面

リアカメラは以下のデュアル構成で、メインとなる広角カメラに約5000万画素CMOSのSony製センサー「IMX882」を採用し、F値1.5や光学式手ブレ補正(OIS)、AI機能(AI消しゴムPro、画角を拡げるAI画像拡張)を搭載しています。またフロントカメラは約2000万画素CMOS/広角レンズ(F2.2)で、生体認証としては顔認証のほか、画面内指紋センサーを搭載しています。

・約5000万画素CMOS(1画素0.8μm、4in1)/広角レンズ(F1.5、6P、OIS)
・約800万画素CMOS/超広角レンズ(F2.2)

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POCO X7 Proのリアカメラ部分


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カメラの作例(超広角)



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カメラの作例(ポートレートモード)

POCO X7 Proを実際に使ってみると、快適な操作性に驚きます。同価格帯のミドルレンジを超えた“ハイエンドキラー”なモデルなのではないでしょうか。スペックにこだわり、高速なSoCを活用したい人に最適なモデルだと感じました。

なお、POCO X7 Proの発売を記念したキャンペーンが実施されており、2025年2月12日(水)20〜21時に実施されるPOCO Japan公式YouTubeアカウントによる生配信中にてPOCO X7 Proを購入した場合、完全ワイヤレスイヤホン「Redmi Buds 6 Active」がプレゼントされ、さらに2月12日(水)〜2月28日(金)の期間にPOCO X7 Proを購入すると、2,000円相当がお得になる早割キャンペーンがあります。

早割キャンペーンの当店は公式Webストアでは公式Webストアで使える2,000円クーポンのプレゼント、Xiaomi公式 楽天市場店ではXiaomi公式 楽天市場店で使える2,000円クーポンのプレゼント、そしてAmazon.co.jpではPOCO X7 Proと同時に他のシャオミ・ジャパン製品を購入で2点目の製品を2,000円割引となります。なお、各店ではキャンペーン対象台数に到達した時点で終了となるのでご注意ください。

<「POCO X7 Pro」の主な仕様>
機種POCO X7 Pro
型番2412DPC0AG
サイズ約160.75×75.24×8.29mm(ブラック、グリーン)
約160.75×75.24×8.43mm(イエロー)
質量約195g(ブラック、グリーン)
約198g(イエロー)
本体色ブラック、グリーン、イエロー
画面約6.67インチ1.5K(1220×2712ドット)有機EL(AMOLED)
最大120Hzリフレッシュレート
最大輝度3200nits(ピーク時)
SoCMediaTek Dimensity 8400-Ultra
内蔵メモリー(RAM)+
内蔵ストレージ
8GB RAM+256GBストレージ、12GB RAM+512GBストレージ
バッテリー容量6000mAh
急速充電最大90W(Xiaomi HyperCharge)
リアカメラ約5000万画素CMOS/広角レンズ+約800万画素CMOS/超広角レンズ
フロントカメラ約2000万画素CMOS/広角レンズ
Wi-FiIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax準拠(2.4および5GHz)
BluetoothVersion 6.0
生体認証画面内指紋認証、顔認証
同梱物POCO X7 Pro本体、ACアダプター(試供品)、USB Type-C ケーブル(試供品)、SIM取り出し用ピン(試供品)、クイックスタートガイド
OS Android 15/Xiaomi HyperOS 2








記事執筆:伊藤浩一



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