shimajiro@mobiler

NTTドコモが海外渡航者向けに提供している「海外1dayパケ」をマレーシアでLTE国際ローミングにて利用してみたので紹介する。

これまでにも何度か紹介してきたが、海外1dayパケは申し込みから24時間国際ローミングが利用可能になるサービスで、利用料金は国別に異なっている。今回利用したマレーシアでは最も安い980円/24時間で利用が可能。

また、海外1dayパケの通信量は30MB/24時間までと制限されているものの、LTE国際ローミング対応エリア内であれば、LTE国際ローミングも利用可能となっている。なお、NTTドコモのマレーシアでのLTE国際ローミングの現地事業者はMaxisである。

当初はLTE国際ローミングに対応したモバイルWi-Fiルーター「Wi-Fi STATION L-02F」(以下、L-02F)での利用を考えたのだけれど、L-02Fは対応する周波数の関係から滞在したKLIA2(クアラルンプール空港新LCCターミナル)ではLTEを掴まなかったので、海外版「GALAXY Note 3 N9005」を使用した。

また、今回利用したときには、マレーシア(クアラルンプール)と日本には1時間の時差があるものの、正確にそれが反映されていなかった。理由は不明。

NTTドコモの国際ローミングサービスは、NTTドコモの機種に限らず、SIMフリーモデルでもNTTドコモ製品の利用時と同じ料金が適用されることは過去にも経験済みではあるけれど、NTTドコモの機種以外での利用については自己責任になるのでご注意ください。

L-02FではLTEを検出しなかった
L-02FではLTEを検出せず


海外1dayパケの利用開始方法は、以前にも紹介したように海外1dayパケを申し込んだNTTドコモ回線のSIMカードを入れた機種から「*135*1#」に発信することで申込が受付される。この他、iOSおよびAndroid向けアプリ「海外1dayパケ開始」を使った利用開始も可能。

*135*1#に発信する
「*135*1#」に発信すると海外1dayパケの利用が開始される

海外1dayパケが利用可能に
海外1dayパケが利用可能に

スピードテスト結果は下り10Mbps超え
スピードテスト結果は下り10Mbps超え


海外1dayパケは定額料が同時に提供されている「海外パケ・ホーダイ」と比較して安く抑えられている一方で、利用可能な通信量が30MB/24時間(以降は16kbpsに通信速度を制限)と制限されており、大量のデータ通信を利用するのには向かない。

それでも、現地でプリペイドSIMカードを入手するまでの通信手段として利用や、通信量が多くない用途での利用には適しているのでオススメだと思っている。

ちなみに、この時クアラルンプールでは通信量が30MBを超えても、すぐに速度制限の対象とはならず、最終的には300MBぐらいの高速通信を利用することができた。こちらも理由は不明。

同日中にインドネシアへ移動したので、インドネシアでも試してみたところ、インドネシアでは通信速度が低速になったので、以前試したときには即時適用されていたけれども、もしかしたら速度規制がかかるまでに時間がかかるケースもあるのかも。

記事執筆:shimajiro@mobiler


shimajiro@mobiler
マレーシアのローミングが980円/24時間になる『海外1Dayパケ』を使用してみた | shimajiro@mobiler

■関連リンク
エスマックス(S-MAX)
エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
S-MAX - Facebookページ