幅広い国・地域のデジタルテレビチューナーを内蔵するスマホ「ZenFone Go TV」を写真で紹介!

日本国内では"性能怪獣"を称したハイスペック、そして、高画素のフロントカメラ搭載による自撮り強化、光学ズーム対応のメインカメラ、大容量のバッテリー搭載など、さまざまなコンセプトが光る商品を販売しているASUSTeK Computer(以下、ASUS)。

そのASUSが先月、グローバル向けに新たな機種「ZenFone Go TV(型番:ZB551KL)」を発表し、現時点ではASUSが本社を置く台湾でのみ発売されています。またこの台湾で販売されているモデルは「TW/JP version(台湾・日本版)」となっており、日本での発売の可能性も高く、日本で法的に利用して良いことを示す技術適合証明などの認証(いわゆる「技適マーク」)も表示できることがわかっています。

ちょうど筆者は先日に「COMPUTEX TAIPEI 2016」に合わせて台湾に行く機会があったため、ZenFone Go TVの実機を店頭にてチェックしてきました。そこで今回はこのZenFone Go TVの外観デザインや触ってみた印象などを写真を用いて紹介していきます。

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ZenFone Go TVの本体色「Lake Blue」

日本国内でも今年3月に発表、4月より発売となった低価格で人気のミドルレンジクラススマホ「ZenFone Go」という機種がありますが、ZenFone Go TVはこのテレビ機能を強化したモデルという位置付けだと思われます。というのも、日本国内で発売されているZenFone GoとこのZenFone Go TVの型番はともにZB551KL。ざっくりいうと、日本向けのZenFone GoにTVチューナーが追加搭載されているモデルをイメージしてもらうと分かりやすいでしょう。

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Lake Blueのフロントパネルカラーはブラック


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ナビゲーションキーは画面下に物理式キーとして配置

Lake Blueのフロントパネルカラーはブラック。約5.5インチのディスプレイは解像度がHD(720×1280ドット)となっており、ナビゲーションキーはディスプレイの下に物理キーとして配置。

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ナビゲーションキー下のスピンデザインは角度によって光り方が変わる

さらにその下には「ZenFone」シリーズのシンボルともいえるスピンデザインが施されています。光を当てる角度により、中心から放射状に伸びる筋の出方が変わります。

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背面は左右両サイドにかけてカーブしたデザイン

側面はリアカバーが覆い被さるデザイン。上面には中央に電源キー、そしてそのとなりに3.5mmイヤホンマイク端子が並びます。

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右面はリアカバー取り外し用の溝以外に何もないスッキリとしたデザイン

電源キーが上面に、音量キーがリアパネル上にあるため、右側面はほぼ何もないスッキリとしたデザインに。

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下面にはmicoUSB端子が搭載

下面には外部入出力用の端子としてMicroUSB端子を配置されています。

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左面はは完全に何もない


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リアパネル。色鮮やかなブルーが特徴的

左側面は完全に何もなく、フラットな形状です。また、リアパネルはこの機種(ZenFone Goシリーズ)共通で用意されている鮮やかな青色。バッテリー着脱やSIMカードおよびmicroSDカードを差し込むために取り外し可能となっているカバーはつや消しが施され、指で撫でるとサラサラとした印象を受けます。

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リアパネル中央上部にメインカメラ。その横にはLEDフラッシュライトも

リアパネル中央上部にはメインカメラ。画素数は1300万画素と800万画素の2モデルが存在する模様です。そしてその横にはLEDフラッシュライトも並んで配置されています。一方、ZenFoneシリーズの直近の機種に比較的多く見られる、レーザーAF用の赤外線センサーは非搭載となります。

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下部にはZenFoneのロゴとスピーカー

テレビ視聴時などの音声はリアパネル下部にあるスピーカーから出力されます。画面側から直接発せられるわけでないので、テレビ視聴時の音の聞こえ方などは少し気になるところ。

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認証情報には日本の技適マークも

設定画面から認証情報を確認してみると、一番下に日本向けの技適マークも確認することができました。そのため、台湾で購入して日本に持ち帰ってきても使うことができます。

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実際にテレビを視聴してみた様子

今回は展示機にヘッドホンが接続されていたので、それを用いてテレビ機能をチェックしてみました。テレビは「Solo TV」というアプリがインストールされており、こちらで視聴できます。家の中に設置している一般的なテレビと比較すれば表示までに時間は要するものの、この画面サイズだと画質(粗さ)はそれほど気にならず。

ちなみにASUSの公式Webサイトの商品ページで確認できるだけでも、このテレビ視聴機能が利用できる国・地域は40を超えています。そしてこの中には日本もあり、当ブログメディアでも執筆している田村和輝氏が実際に購入して日本でワンセグが視聴できたことを伝えています。

前述通り、仕様表には「JP(日本向け)」の表記も見つかり、台湾向けとひとくくりで記載がされています。対応周波数を確認する限りでも4G(FDD-LTE方式)のBand 18(auのプラチナバンド)、Band 19(NTTドコモのプラチナバンド)、そして、3G(W-CDMA方式)のBandⅥ/ⅩⅨ(NTTドコモのプラチナバンド)もサポート。技適マークがついていることも含め、日本国内においてもしっかり利用できる仕様です。

冒頭に書いた、すでに国内で発売されているモデルであるZenFone Goと同じ型番になっていることがZenFone Go TVが日本でも発売されるのかどうかという点で少し気がかりではあるものの、少なくとも台湾で販売されているZenFone Go TVはSIMフリーかつ、台湾での販売価格も5,490台湾ドル(約18,000円)でテレビが視聴できる仕様には正直魅力を感じる人がかなり多いのではないでしょうか。

スマホ好きな人には台湾みやげにもなりそうですし、今後の国内での発売をぜひ期待しつつ、動向をチェックしたい1台と言えそうです。

◯主な仕様
商品名ASUS ZenFone Go TV ZB551KL
カラーCharcoal Black、Pearl White、Lake Blue、Glacier Gray、Sheer Gold、Glamour Red、Floral Pink、Silver Blue
サイズ・重量76.9(W) x151(H) x10.7(D) mm、160g
OSAndroid 5.1(開発コード名:Lollipop)with ZenUI 2.0
プロセッサーQualcomm Snapdragon 400
CPU:1.4GHz クアッドコア
GPU:Adreno 305
ディスプレイ5.5インチ HD(720×1280ドット)
TFT液晶
メモリー(RAM)2GB LPDDR3
ストレージ内部(ROM):16GBまたは32GB
外部(microSD):最大64GBまで
電池容量3010mAh
無線LAN規格IEEE802.11b/g/n(2.4GHz)
BluetoothVer.4.0
カメラリアカメラ:有効画素数1300万画素/800万画素
フロントカメラ:有効画素数500万画素


記事執筆:そうすけ


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