デュアルフロントカメラが目印なSIMフリースマホ「ZenFone 4 Selfie Pro」の外観などを写真でチェック! |
既報通り、ASUS JAPANから9月23日に発売された「ZenFone」シリーズの自撮り(セルフィー)機能に注力した新しいSIMフリースマートフォン(スマホ)「ZenFone 4 Selfie Pro(型番:ZD552KL)」(ASUSTeK Computer製)。
すでに紹介したように筆者もZenFone 2以来の“赤”があるということで、ZenFone 4 Selfie Proのクラシックレッドを購入し、開封レポートをお届けしました。価格はオープンながら希望小売価格が46,224円(税込)で、公式Webストア「ASUS ZenFone Shop」のほか、各ECサイトや量販店、仮想移動体通信事業者(MVNO)から販売されています。
同社の最新スマホ「ZenFone 4」シリーズは日本国内において現時点では3機種が投入される予定で、そのラインアップの中で本機は自撮り(セルリー)機能へ大きく注力し、背面のリアカメラは一般的なシングルカメラですが、ディスプレイ側の前面に通常レンズと広角レンズの2基のカメラを搭載し、背面側とは別に前面にも自撮り撮影用のフラッシュライトまで完備し、まさに“自撮りのためのスマホ”となっています。
今回は開封レポートに続いて、そんなZenFone 4 Selfie Proの基本仕様をおさらいしつつ、外観や基本情報を写真や画像で紹介していきたいと思います。
【本体スペックをおさらい】
ZenFone 4 Selfie ProはZenFone 4シリーズにおける自撮りのための撮影機能に大きく注力されたミッドレンジクラスのSIMフリースマホです。注目のデュアルフロントカメラ以外の基本仕様では、チップセットにQualcomm製オクタコアCPU「Snapdragon 625(MSM8953)」や4GB内蔵メモリー(RAM)、64GB内蔵ストレージ、3000mAhバッテリーなどとなっています。またOSはAndroid7.1.1(開発コード名:Nougat)となっており、海外では最新のAndroid 8.0(開発コード名:Oreo)へのOSバージョンアップが予告されているため、日本向けも恐らく時期は不明ながらアップデートされると思われます。
携帯電話ネットワークとしては4GのFDD-LTE方式におけるBand 1、B3、B5、B7、B8、B18、B19、B26、B28)、TD-LTE方式におけるBand 38および41、3GのW-CDMA方式におけるBand 1、B2、B5、B6、B8、B19)、2GのGSM方式における850および900、1800、1900MHzに対応し、通信機能としては他に2.4GHz帯におけるIEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN(Wi-Fi)とBluetooth 4.2に対応しています。
また携帯電話ネットワークにおいては「デュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)」に対応し、日本でも3Gと4Gの同時待ち受けが可能。その他のセンサー類として位置情報取得(GPS・GLONASS・Beidou・Galileo)や加速度センサー、光センサー、近接センサー、指紋センサー、RGBセンサー、電子コンパス、ジャイロスコープを搭載しています。
本体外形は154.0mm(高さ)×74.8mm(横幅)×6.85mm(厚さ)で、本体重量は約147gとなっています。なお、本機搭載チップセットのSnapdragon 625(MSM8953)は前世代モデル「ZenFone 3」シリーズではフラッグシップの「ZenFone 3」やデュアルレンズカメラ搭載の「ZenFone 3 Zoom」(日本では「ZenFone Zoom S」として販売)と同一のものです。
【外観を写真でチェック】
続いて、外観を写真で紹介していきます。本体前面には約5.5インチフルHD(1080×1920ドット)AMOLED(有機EL)ディスプレイや指紋センサーを兼ねたタッチ式のホームキー、戻るキーおよびアプリ履歴キー(これらもともにタッチ式)、通話用スピーカー、光センサーや近接センサーなどの各種センサーのほか、本機を象徴する約1200万画素フロントメインカメラと広角レンズを採用した約500万画素フロントサブカメラに自撮り撮影用フラッシュライトがあります。一方、背面には約1600万画素リアカメラと撮影用フラッシュが配置されています。余談ですが、ZenFoneシリーズや同社のノートパソコン(PC)「ZenBook」シリーズではお馴染みのスピンドル加工による装飾がないのも外観における本機ならではの特色ではないでしょうか。
本体上部側面には動画撮影用のマイクがあり、下側面には外部スピーカーや通話用マイク、3.5mmイヤホンマイク端子、充電および通信用のmicroUSB端子があります。
日本で投入されるZenFone 4シリーズの3機種の中では唯一、本機のみがUSB Type-C端子ではなく、microUSB端子となっています。ユーザー層を意識しての選択とは思いますが、筆者としてはすでに持ち歩いているスマホは過半数がUSB Type-C端子となっていたので、ちょっと不便に感じます。
左側面にはSIMカードおよびmicroSDカードスロットがあり、右側面には音量上下キーと電源キーがあります。
SIMカード・microSDカードスロットはSIMピンで取り出すトレイタイプで、付属のピンはもちろん、一般的な市販されている汎用のSIMピンでも取り出すことができます。
SIMカードスロットはnanoSIM(4FF)カードスロットが2基(DSDS対応)でスロット2の方がmicroSDカードスロットを兼ねており、SIMカードを2枚利用する場合にはmicroSDカードを利用することができません。なお、microSDカードスロットは最大で2TBのmicroSDXCカードまでが利用可能です。
ボディーの質感としてはメタル系の材質でさらさらとした手触りです。自撮り向けという、女性層にアピールの強い性格の製品ではありますが、本体外観は光沢のない落ち着きのあるものとなっており、男性が普通に使っていても違和感のないデザインとなっています。そもそも筆者はこの赤が頬ずりしたいほどに愛せてます。
ディスプレイも撮影した写真の確認や動画の視聴時にくっきりとした画のAMOLEDディスプレイを採用するなど、ミドルレンジながら広い層に勧められるバランスの良いスマホとなっています。男女を問わないクセのない本体デザインです。気になった方は量販店などで、ぜひ一度実機を見てみてはいかがでしょうか。
次回は内蔵アプリやカメラ機能の解説をお送りしたいと思います。
記事執筆:河童丸
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