a> |
新スタンダードスマホ「AQUOS sense7」をフォト&ムービーレポート! |
既報通り、シャープが新しい5G対応スタンダードスマートフォン(スマホ)「AQUOS sense7」を発表しました。AQUOS sense7はNTTドコモから「AQUOS sense7 SH-53C」KDDIおよび沖縄セルラー電話の携帯電話サービス「au」や「UQ mobile」から「AQUOS sense7 SHG10」、楽天モバイルから「AQUOS sense7(型番:SH-M24)」が発売されます。
販路はNTTドコモではドコモショップや量販店などのドコモ取扱店および公式Webストア「ドコモオンラインショップ」など、auやUQ mobileではauショップやau Style、UQスポット、量販店などのau取扱店およびUQ mobile取扱店、公式Webストア「au Online Shop」および「UQ mobileオンラインショップ」など、楽天モバイルでは楽天モバイルショップや量販店などの楽天モバイル取扱店および同社の公式Webサイト(スマホなど向けアプリ「my 楽天モバイル」を含む)、「楽天モバイル公式 楽天市場店」などとなります。
各社が取り扱う製品はともに内蔵メモリー(RAM)や内蔵ストレージは同じで、SIMもnanoSIMカード(4FF)およびeSIMのデュアルSIMデュアルVoLTE(DSDV)に対応しており、本体カラーはauやUQ mobile、楽天モバイルではライトカッパーおよびブルー、ブラックの3色展開、NTTドコモではこれらの3色に追加してドコモオンラインショップ限定カラーのラベンダーを加えた4色展開です。
発売日はNTTドコモではドコモオンラインショップ限定カラーのラベンダーのみが11月4日(金)で、他の通常カラーは11月11日(金)となっており、auおよびUQ mobileでは11月11日、楽天モバイルではオンラインでは11月4日、店舗では11月7日(月)となっています。なお、ドコモオンラインショップでは通常カラーについて発売に先立って11月8日(火)10時より購入手続きが開始されます。
価格(金額はすべて税込)はNTTドコモではドコモオンラインショップなどの直営店にて54,230円(1,898円/月×23回+10,560円)となっており、残価設定方式の購入施策「いつでもカエドキプログラム」の対象で24ヶ月目に返却して特典を利用した場合の実質負担額は1,898円/月×23回(総額43,670円)とのこと。
またauではau Online Shopなどの直営店にて59,500円(1,460円/月×23回+25,920円)で、価設定方式の購入施策「スマホトクするプログラム」の対象で24ヶ月目に返却して特典を利用した場合の実質負担額は1,460円/月×23回(総額33,580円)となるほか、キャンペーンで機種変更でなら5,500円割引、新規契約なら11,000円割引、他社から乗り換え(MNP)なら22,000円割引となります。
一方、UQ mobileでも割引適用後の販売価格が新規契約で増量オプションII加入時なら48,500円、加入なしで52,900円、MNPで増量オプションII加入時なら37,500円、加入なし41,900円となり、機種変更およびauからの番号移行では割引なしの59,500円となっています。なお、割引は料金プラン「くりこしプラン +5G」に加入時に適用されます。
さらに楽天モバイルでは49,980円(分割払いの場合は2,082円/月×24回または1,041円/月×48回)で、同社が移動体通信事業者(MNO)として自社回線(以下、楽天回線)を構築して提供している携帯電話サービス「Rakuten UN-LIMIT VII」( https://network.mobile.rakuten.co.jp/ )とセットで購入した場合には楽天ポイントで最大8,000ポイントが還元されます。
そんなNTTドコモやau、UQ mobile、楽天モバイルから発売されるAQUOS sense7についてシャープが実施した体験会にて実際に実機を試す機会があったので外観や基本機能、特徴などを写真や動画を交えて紹介していきます。なお、シャープではAQUOS sense7については日本のオープン市場向けメーカー版(いわゆる「SIMフリー製品」)も販売を検討するとしており、楽天モバイル版はメーカー版に付けられる型番となっているため、今後、メーカー版が発売される可能性は高そうです。
AQUOS sense7はシャープが展開する「AQUOS」ブランドにおけるスタンダードクラス「AQUOS sense」シリーズの最新機種で、これまでのAQUOS senseシリーズと同じく必要十分な性能や機能を備えつつ、新たに「次のどまんなか」を開発すべくスマホで最も使われてる機能であるカメラが強化されたほか、デザインも刷新されてよりシックで高級感のある見た目に仕上がっています。
まず最大の改良点であるカメラは「みんなが楽しめる」をテーマに開発され、背面に搭載したリアカメラのメインカメラには前機種「AQUOS sense6」と比べて66%も大型化した1/1.55型の大型センサーを採用してより明るくノイズの少ないクリアな撮影が可能となったほか、ハイエンドモデル「AQUOS R7」と同じ高性能画質エンジン「ProPix4」を搭載したことでノイズを抑えながらもディテールを残してハイクオリティーに仕上げられるようになっており、人物撮影では肌や目、鼻などに最適な画像処理を行い、被写体本来の美しさを表現可能となっています。
<フロントカメラ>
・約800万画素CMOS/超広角レンズ(F2.0、焦点距離26)
<リアカメラ>
・約5030万画素CMOS/超広角レンズ(F1.9、焦点距離23mm)
・約800万画素CMOS/超広角レンズ(F2.4、焦点距離15mm)
※焦点距離は35mm換算
AQUOS sense7シリーズは大画面モデル「AQUOS sense7 plus」もSoftBankから発売されています。大きさの違いはAQUOS sense7 plus(左)が6.4インチサイズ、AQUOS sense7(右)が6.1インチサイズとなっており、カメラ機能は同等に
AQUOS sense7のリアカメラ部分。リアカメラのうちのメインカメラの輪っかの中の下側におサイフケータイ(FeliCa)マークがあるという珍しい配置なのであまりこの部分を“タッチ”するのは引けるため、できれば利用する場合は“かざす”程度にしたいところ
また大型センサーの集光性に加え、RAWレイヤー合成処理でディテールを残しつつノイズを減らすして細部までクリアな夜景が撮影できる「ナイトモード」を搭載し、白飛び・黒つぶれなく暗い場所でも明るく撮れます。さらに全画素がPDAF(像面位相差オートフォーカス)に対応しているので前機種のAQUOS sense6と比べて2倍と飛躍的に高速になり、より高精度なオートフォーカスを実現し、フレームの被写体を即座にキャッチして正確にピント合わせをすることによって一瞬の表現も逃さず撮影できます。
カメラモードは「ビデオ」および「写真」、「ポートレート」、「マニュアル写真」、「ナイト」、「タイムラプス」、「スロービデオ」、「マニュアルビデオ」が用意。またポートレートモードでは「ぼかし」や「美肌」、「小顔」、「色合い」、「明るさ」といった項目を簡単に設定できるようになっています
一方、フロントカメラも従来通りに顔認証に対応していますが、AQUOS sense7シリーズでは新たにAQUOSスマホでは初めてマスク対応顔認証に対応しました。さらに指紋認証もAQUOS sense6やさらに前の「AQUOS sense5G」では画面内指紋センサーでしたが、AQUOS sense7シリーズでは本体右側面に電源キーとは別に側面指紋センサーを搭載しています。
外観もこれまでのAQUOS senseシリーズと同様にアルミユニボディーは継承しつつ、デザインがリニューアルされており、特に背面はリアカメラが左右の中央にある「センターカメラレイアウト」となりました。またAQUOS sense7では流行りの側面や背面がフラットとなっており、ここ最近のAQUOSスマホで採用していた中央が凹んだ側面フレームは廃止されました。
サイズは約152×70×8.0mm(突起部除く)、質量は約158gと、引き続いてコンパクトで持ちやすいサイズ感となっており、AQUOS senseシリーズの特徴でもある防水(IPX5およびIPX8準拠)や防塵(IP6X準拠)に加え、耐衝撃(落下)などの米軍調達基準「MIL-STD-810G」に準拠した16項目の耐性能を有し、アルコール除菌シートによる拭き取りにも対応しているため、常に清潔に保つことができて安心して使えます。
ASUSTeK Computerのフラッグシップスマホ「Zenfone 8」や「Zenfone 9」でも幅70mmが持ちやすい最大サイズとされていますが、AQUOS senseシリーズはかなり前から同じ幅70mmを続けており、AQUOS sense7でも幅70mmを堅持
AQUOS sense7の通常カラー。左からライトカッパー、ブルー、ブラックで、カラーコンセプトはAQUOS senseシリーズで大切にしてきた「心地よさ」を穏やかなグレイッシュトーンで表現し、上品かつ軽快なニュアンスを持たせたシックな色合いが日常のさまざまなシーンに優しく馴染むようになっているとのこと
ディスプレイは上部中央にU字型ノッチ(切り欠き)が配置されたアスペクト比9:20の約6.1インチFHD+(1080×2432ドット)有機EL「IGZO OLED」を搭載し、10億色表示やリッチカラーテクノロジーモバイルなどに対応しているほか、最大輝度1300nitsと明るく、屋外などでも見やすくなっています。なお、リフレッシュレートは最大60Hzです。
なお、前面のディスプレイの周りの縁(ベゼル)は各色ともにブラックで、ディスプレイはAFコーティングが施された強化ガラスで覆われており、背面や側面はアルマイト処理が施されたアルミニウムが用いられています。また電池持ちもリフレッシュレートを1Hzから自動調整して電池の消費を抑える「アイドリングストップ」に対応したほか、余裕のある4570mAhバッテリーを搭載しており、急速充電「USB PD 3.0」に対応しているため、最短で約140分で充電可能となっています。
また充電を90%で停止させ、その後は充電器からのダイレクト給電に切り替えることができる「インテリジェントチャージ」などに対応しているので電池の劣化が少なく3年間安心して使えるようになっています。携帯電話ネットワークの対応周波数帯(バンド)は各社の製品ともに以下の通りで、5G NR方式のSub6におけるNSAをサポートし、ミリ波やSAには非対応。SIMはnanoSIMカード(4FF)スロットが1つとeSIMのデュアルSIMデュアルVoLTE(DSDV)をサポートしています。通話はVoLTE(HD+)にも対応。
5G NR: n3, n28, n41, n77, n78, n79
4G LTE: Band 1, 2, 3, 5, 8, 12, 17, 18, 19, 21, 38, 41, 42
3G W-CDMA: Band I, II, V, VIII
2G GSM: 850, 900, 1800, 1900MHz
主な仕様はQualcomm製チップセット(SoC)「Snapdragon 695 5G Mobile Platform」(オクタコアCPU「2.2GHz×2+1.8GHz×6」)や6GB内蔵メモリー(RAM)、128GB内蔵ストレージ、microSDXCカードスロット(最大1TB)、USB Type-C端子、3.5mmイヤホンマイク端子、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.1、おサイフケータイ(FeliCa)、NFC Type A/B、位置情報取得(GPS、GLONASS、BeiDou、Galileo、QZSS)、FMラジオ(ワイドFM・ハイブリッドラジオ対応)、ハイレゾ音源(ワイヤレス対応)、緊急速報メールなど。ワンセグやフルセグ、赤外線通信、ワイヤレス充電は非対応。
SIMはnanoSIMカードスロットが1つとeSIMのDSDVに対応しているため、デュアルSIMを利用しながらmicroSDカードを使うことも可能。なお、カードスロットはSIMピンで開けるのではなく、爪なので引っ掛けて開けるタイプ
AQUOS sense7の左右側面。左には音量上下キーと電源キー、指紋センサーが配置され、右には何もありません。なお、ここ最近のAQUOSスマホで採用していた中央が凹んだ側面フレームは廃止され、フラットとなっています
OSはAndroid 12をプリインストールし、最大2回のOSバージョンアップに対応。Payトリガーやスクロールオート、Clip Now、ゲーミングメニュー、クイック操作、かんたんモード、Bright Keep、テザリングオート、Smart home HUBなどに対応。
また同梱のクイックスイッチアダプター(試供品)と今まで使っていたスマホのケーブル(USB Type-CケーブルやLightningケーブル)で接続し、画面の指示に従うだけの操作でデータを素早く簡単にコピーでき、さらにAQUOS同士のデータ移行ならAQUOS独自機能の設定内容もそのままコピーしてくれるのでさらに便利になっています。
このようにAndroidスマホの日本国内のシェアNo.1を5年連続で達成したシャープのスマホの中で特に人気の高いAQUOS senseシリーズにおいてカメラ機能を強化した「次のどまんなか」として開発されたAQUOS sense7ですが、最近の急激な為替変動(いわゆる「円安」)の影響もあってか、これまでのAQUOS senseシリーズとしてはやや価格が高めなのが気になるところです。
またSoCも前機種のAQUOS sense6の改良版となる「[[AQUOS sense6s]]」と同じとなっており、投入時期の問題もあって次の「Snapdragon 6 Gen 1」を搭載できなかったの少し残念で、その上位SoC「Snapdragon 7 Gen 1」も恐らくコスト面から搭載できなかったのかなと思われます。
ただAQUOS sense6sが登場しただけにAQUOS sense7をベースにSnapdragon 6 Gen 1を搭載したAQUOS sense7sも投入されるのでは……と思うと、AQUOS sense7を買うべきか悩むところではあります。とはいえ、この辺りは普通の人には気にならないことでしょうし、販売台数にはそう影響ないでしょう。最後にシャープが実施した体験会のタッチ&トライの模様を動画で紹介しておきます。
本体 | サイズ[高さ×幅×厚さ/mm] | 約152×70×8.0mm(最厚部10.4mm) | |
質量[g](電池含む) | 約158g | ||
カラー | ライトカッパー ブルー ブラック ラベンダー(NTTドコモのみ) | ||
SoC | Snapdragon 695 5G Mobile Platform | ||
CPU | オクタコア(2.2GHz×2+1.8GHz×6) | ||
内蔵メモリー(RAM) | 6GB | ||
内蔵ストレージ | 128GB | ||
外部ストレージ(最大対応容量) | microSDXC(1TB) | ||
UIM | nanoSIM/eSIM | ||
画面 | ディスプレイ | 約6.1インチ有機EL「IGZO OLED」 | |
ディスプレイ解像度[横×縦] | FHD+(1080×2432ドット) | ||
アスペクト比 | 9:20.27 | ||
リフレッシュレート | 最大60Hz | ||
HDR | ー | ||
カメラ | 有効画素数/F値 | リア | 約5030万画素CMOS/広角レンズ(F1.9) 約800万画素CMOS/超広角レンズ(F2.4) |
フロント | 約800万画素CMOS/広角レンズ(F2.0) | 通信・通話 | 通信速度(5G)[受信時/送信時の最大速度] | NTTドコモ:2.1Gbps/218Mbps au・UQ mobile:2.1Gbps/218Mbps 楽天モバイル:1.93Gbps/217Mbps |
VoLTE/VoLTE(HD+) | ○/○ | ||
テザリング同時接続数 [Wi-Fi/USB/Bluetooth] | 10台/1台/4台 | ||
Bluetooth(対応バージョン) | ○(5.1) | ||
緊急速報メール | ○ | ||
国際ローミング[対応ネットワーク:4G(LTE)/3G/GSM] | ○/○/○ | ||
電池・充電 | バッテリー容量 | 4570mAh(17Wh) | |
連続待受時間(4G) | NTTドコモ:約710時間 au・UQ mobile:約820時間 楽天モバイル:約840時間 | ||
連続通話時間(VoLTE) | NTTドコモ:約2270分 au・UQ mobile:約3520分 楽天モバイル:約3480分 | ||
充電時間 | 約140分 | ||
接続端子 | USB Type-C | ||
ワイヤレス充電(Qi) | ー | ||
その他 | 防水/防塵/耐衝撃 | ○/○/○ | |
ワンセグ/フルセグ/FMラジオ | ー/ー/○ | ||
おサイフケータイ(FeliCa)/NFC | ○/○ | ||
生体認証 | ○(指紋、顔) | ||
ハイレゾ音源 | ○ | ||
OS | Android 12 | ||
メーカー | シャープ |
■関連リンク
・エスマックス(S-MAX)
・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
・S-MAX - Facebookページ
・SHARP AQUOS sense7 関連記事一覧 - S-MAX
・AQUOS sense7 SH-53C | スマートフォン(5G) | 製品 | NTTドコモ
・AQUOS sense7 SH-53C | ドコモオンラインショップ | NTTドコモ
・AQUOS sense7(アクオス センスセブン)SHG10 | スマートフォン(Android スマホ) | au
・AQUOS sense7│格安スマホ/格安SIMはUQ mobile(モバイル)【公式】
・AQUOS sense7 | Android | 製品 | 楽天モバイル
・AQUOS 2022 秋冬 最新モデル AQUOS sense7 / sense7 plus|シャープ公式