ZenFone Maxでも恒例のベンチマークテストを行ってみた! |
既報通り、ASUS JAPANが2日、タブレット並みの5000mAhのバッテリーを搭載し、1か月以上の連続待受時間を実現したSIMフリースマートフォン(スマホ)「ZenFone Max(型番:ZC550KL)」(ASUSTeK Computer製)を3月中旬に発売することを発表した。
価格はオープンながら公式Webストア「ASUS ZenFone Shop」では27,800円(税抜)で、ブラック(型番:ZC550KL-BK16)とホワイト(型番:ZC550KL-WH16)の2色が販売される。
主な仕様としては約5.5インチHD(720×1280ドット)IPS液晶やQualcomm製64bit対応1.2GHzクアッドコアCPU「Snapdragon 410 MSM8916」、2GB LPDDR3内蔵メモリー(RAM)、16GB内蔵ストレージ(eMMC)、microSDXCカードスロット(最大128GB)、約1300万画素リアカメラ、約500万画素フロントカメラ、IEEE802.11b/g/n準拠のWi-Fi、Bluetooth 4.0、位置情報取得(A-GPS、GLONASS、BDS)、電子コンパス、光センサー、加速度センサー、近接センサー、磁気センサー、microUSB端子、3.5mmイヤホンマイク端子、Android 5.0.2(開発コード名:Lollipop)など。
そんな大容量バッテリー搭載スマホのZenFone Maxについて発売前にレビューを行っているが、今回は前回の外観紹介に続いて、快適に使えるかどうかを含めてベンチマークテストを行ってみたので紹介する。
ZenFone MaxのCPUはSnapdragon 410ということもあり、ASUSTeK Computer製スマホのラインナップの中でも性能的には下の方に位置するが、5000mAhの大容量バッテリーという個性を作り出している。
まずは「AnTuTu Benchmark v6.0.1」で3回計測。スコアは、25561、25516、25483となった。3Dの性能が約300であり、ここがより高いスコアへのネックとなっているようだ。一方、RAMのスコアについては「ZenFone 2 Laser」の2792と近い。ちなみにHuawei Technologies製スマホ「HUAWEI GR5」のベンチマークスコアはワンランク上のSnapdragon 615搭載ということもあって36923、RAMのスコアは4064と高い。
続いて「Geekbench 3」も同じく3回計測。スコアは、シングルコアで491、503、511、マルチコアで1506、1544、1566だった。ZenFone 2 Laserはシングルコア574、マルチコア2274だったので、マルチコアに関しては4コアと8コアの差が出たといったところだ。
最後に「3D MARK」の「Ice Storm Unlimited」によるスコアは、4394、4391、4394となり、性能的には最近のミドルクラスに使用されるSnapdragon 615クラスの半分ほどのスコアだ。
ゲームの性能としては1世代前感が拭えないが、通常の使用においては特に引っかかるような動きもなくヌルヌルと動く印象。通話やメール、SNS、メッセンジャーアプリがメインという使い方ならバッテリーを気にせず使えるのがZenFone Maxと相性が良いだろう。
ゲームを長時間遊びたいと考えている人は、今使用しているスマホのベンチマークと比較してその差を確認してから選んでみて欲しい。
記事執筆:mi2_303
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