AppleがiPhoneなど向けiOS 15.2とiPadOS 15.2をリリース!

Appleは13日(現地時間)、iPhoneおよびiPod touch向けプラットフォーム「iOS」とiPad向けプラットフォーム「iPadOS」の最新バージョン「iOS 15.2(19C56または19C57)」および「iPadOS 15.2(19C56または19C57)」を提供開始したとお知らせしています。

変更点は音楽配信サービス「Apple Music」にて新しいサブスクリプションサービス「Voiceプラン」や「iPhone 13 Pro」および「iPhone 13 Pro Max」における超広角カメラにて写真やビデオをマクロ撮影するためのマクロ撮影コントロール、死後にiCloudアカウントと個人情報にアクセスできる人を故人アカウント管理連絡先として指定可能できる「デジタル遺産」機能などの新機能が追加されています。

またプライバシーレポートを使用して過去7日間にアプリから位置情報や写真、カメラ、マイク、連絡先などにアクセスされた頻度およびネットワークアクティビティーを確認することが可能になるほか、TVアプリにおける「ストア」タブにて映画をすべて1か所で確認、購入、レンタルが可能になります。

その他にも各種の機能向上や不具合および脆弱性の修正が行われており、省電力モード中のiPhoneを「探す」で最大5時間検出することが可能となったり、リマインダーアプリおよびメモアプリでタグの削除や名前の変更が可能になったり、サードパーティー製の写真編集アプリでProRAWの写真を表示した場合に露出オーバーに見えることがある問題を改善したりしています。

対象機種はiOS 15およびiPadOS 15の対象機種である最新の「iPhone 13」シリーズや「iPad(第9世代)」および「iPad mini(第6世代)」を含むiPhone 6s以降およびiPod touch(第7世代)、iPad(第5世代)・iPad Air 2・iPad mini 4・iPad Pro以降の各製品にて無料で更新可能です。

その他、手元のiPhone 13 Pro Maxなどでは各仮想移動体通信事業者(MVNO)でも「mineo」のAプラン(VoLTE対応)などのau回線を用いたサービスも含めて引き続き利用できていますが、どうしても心配な人は公式の動作確認を待ってみてください。

その他、スマートウォッチ「Apple Watch」向け「watchOS」の最新「watchOS 8.3(19S55)」、メディアストリーミングデバイス「Apple TV」向け「tvOS」の最新「tvOS 15.2(19K53)」、パソコン(PC)「Mac」シリーズ向け「macOS」の最新「macOS 12.1 Monterey(21C52)」、開発ツール「Xcode」の最新「Xcode 13.2(13C90)も提供開始されています。

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iPhoneやiPod touch向けのiOS、iPad向けのiPadOSの最新メジャーバージョンとして現地時間9月20日に提供が開始されたiOS 15およびiPadOS 15ですが、その後、各種の新機能が追加されたiOS 15.1およびiPadOS 15.1が提供開始され、さらにiPhone 12シリーズとiPhone 13シリーズにはiOS 15.1.1も提供されていましたが、今回、さらなる新機能が追加されたiOS 15.2およびiPadOS 15.2が提供開始されました。Appleが案内しているアップデートの内容は以下の通り。

更新は従来通り各製品本体のみでOTA(On-The-Air)によりダウンロードで行え、方法としては、「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」から行えます。またiTunesをインストールしたWindowsおよびMacとUSB-Lightningケーブルで接続しても実施できます。なお、単体でアップデートする場合のダウンロードサイズは手持ちのiPhone 13 Pro MaxでiOS 15.1.1からだと899.1MBとなっており、ファイルサイズは若干大きめとなっています。

iOS 15.2
iOS 15.2では、Siriを使ってミュージックにアクセスできる新しいサブスクリプションタイプとしてApple Music Voiceプランが追加されます。このアップデートには、Appプライバシーレポートやデジタル遺産プログラム、およびiPhone用のその他の機能とバグ修正も含まれます。

・Apple Music Voiceプラン
・Siriを使ってApple Musicのあらゆる曲、プレイリスト、ステーションにアクセスできる新しいサブスクリプションタイプ
・“Siriに話しかけてみてください”で再生履歴および“いいね”と“好きじゃない”に基づいたおすすめのミュージックを提案
・曲をもう一度再生する機能で、最近再生したミュージックのリストにアクセス可能

プライバシー
・“設定”のAppプライバシーレポートを使用して、過去7日間にAppから位置情報、写真、カメラ、マイク、連絡先などにアクセスされた頻度、およびネットワークアクティビティを確認することが可能

Apple ID
・“デジタル遺産”機能により、あなたの死後にあなたのiCloudアカウントと個人情報にアクセスできる人を故人アカウント管理連絡先として指定可能

カメラ
・iPhone 13 ProおよびiPhone 13 Pro Maxで超広角レンズに切り替えて写真やビデオをマクロ撮影するためのマクロ撮影コントロール

TV App
・“ストア”タブで、映画をすべて1か所でブラウズ、購入、レンタル可能

CarPlay
・Appleマップで、右左折車線、中央分離帯、自転車レーン、横断歩道などの道路の情報が詳しく表示されるように機能を改良(対応している都市のみ)

このリリースにはiPhone用の以下の機能向上も含まれます:
・iCloud+のサブスクリプション登録者が一意のランダムなメールアドレスを作成できる“メールを非公開”機能が“メール” Appで使用可能
・省電力モード中のiPhoneを”探す”で最大5時間検出することが可能
・“株価”で、ティッカーの通貨を表示したり、チャートを表示したときに年初来のパフォーマンスを確認したりすることが可能
・“リマインダー”および“メモ”でタグの削除や名前の変更が可能

このリリースにはiPhone用のバグ修正も含まれます:
・VoiceOverが動作中にiPhoneがロックされているとSiriが応答しないことがある問題
・他社製の写真編集AppでProRAWの写真を表示すると、露出オーバーに見える場合がある問題
・iPhoneがロックされていると、ガレージドアを含むHomeKitシーンがCarPlayから実行されない場合がある問題
・CarPlayで一部のAppの“再生中”情報がアップデートされない場合がある問題
・iPhone 13モデルでビデオストリーミングAppのコンテンツが読み込まれないことがある問題
・Microsoft Exchangeユーザのカレンダーイベントが間違った日に表示される場合がある問題

一部の機能は、地域やAppleデバイスによっては使用できません。Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:
https://support.apple.com/ja-jp/HT201222

iPadOS 15.2
iPadOS 15.2では、Siriを使ってミュージックにアクセスできる新しいサブスクリプションタイプとしてApple Music Voiceプランが追加されます。このアップデートには、Appプライバシーレポートやデジタル遺産プログラム、およびiPad用のその他の機能とバグ修正も含まれます。

Apple Music Voiceプラン
・Siriを使ってApple Musicのあらゆる曲、プレイリスト、ステーションにアクセスできる新しいサブスクリプションタイプ
・“Siriに話しかけてみてください”で再生履歴および“いいね”と“好きじゃない”に基づいたおすすめのミュージックを提案
・曲をもう一度再生する機能で、最近再生したミュージックのリストにアクセス可能

プライバシー
・“設定”のAppプライバシーレポートを使用して、過去7日間にAppから位置情報、写真、カメラ、マイク、連絡先などにアクセスされた頻度、およびネットワークアクティビティを確認することが可能

Apple ID
・“デジタル遺産”機能により、あなたの死後にあなたのiCloudアカウントと個人情報にアクセスできる人を故人アカウント管理連絡先として指定可能

TV App
・“ストア”タブで、映画をすべて1か所でブラウズ、購入、レンタル可能

このリリースにはiPad用の以下の機能向上も含まれます:
・画面の左下隅または右下隅からスワイプしてクイックメモにアクセスするための“メモ”の設定
・iCloud+のサブスクリプション登録者が一意のランダムなメールアドレスを作成できる“メールを非公開”機能が“メール” Appで使用可能
・“リマインダー”および“メモ”でタグの削除や名前の変更が可能

このリリースにはiPad用のバグ修正も含まれます:
・VoiceOverが動作中にiPadがロックされているとSiriが応答しないことがある問題
・他社製の写真編集AppでProRAWの写真を表示すると、露出オーバーに見える場合がある問題
・Microsoft Exchangeユーザのカレンダーイベントが間違った日に表示される場合がある問題

一部の機能は、地域やAppleデバイスによっては使用できません。Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:
https://support.apple.com/ja-jp/HT201222











記事執筆:memn0ck


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