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スタンダードモデル「Xperia 10 IV SO-52C」をチェック! |
既報通り、ソニーが5月11日に「Xperia」ブランドにおける新しい5G対応スタンダードスマートフォン(スマホ)「Xperia 10 IV(エクスペリア テン マークフォー)」を発表した。日本国内ではNTTドコモから「Xperia 10 IV SO-52C」、KDDIおよび沖縄セルラー電話の携帯電話サービス「au」と「UQ mobile」から「Xperia 10 IV SOG07」、ソフトバンクの携帯電話サービス「SoftBank」から「Xperia 10 IV(型番:A202SO)」がそれぞれ2020年7月上旬以降に発売される予定だ。
NTTドコモやau、UQmobileではすでに事前予約受付を実施しており、販路はNTTドコモではドコモショップや量販店などのドコモ取扱店および公式Webストア「
価格(金額はすべて税込)はNTTドコモ向けXperia 10 IV SO-52Cが直営店にて64,152円で、残価設定方式の購入施策「いつでもカエドキプログラム」を利用して24ヶ月目に返却した場合の実質負担額は1,813円/月×23回(総額41,712円)となっている。一方、auやUQ mobile、SoftBankでは現時点では未定とのことで、確定次第案内される予定だ。
また発売記念キャンペーン( https://xperia.sony.jp/campaign/dcm_22summer_cover/ )が実施され、Xperia 10 IV SO-52Cに加えて対象のソニー製純正ケースを対象期間内に購入・応募でdポイントが3,000ポイントプレゼントされる。購入期間は発売日から2022年8月31日(水)まで、応募期間は2022年9月7日(水)までとなっている。
今回はNTTドコモが開催したメディア向け事前説明会のタッチ&トライでXperia 10 IV SO-52Cに触れることができたので、ソニーの新しいスタンダードスマホとなるXperia 10 IVについて写真や動画を交えながら外観や基本機能、特徴などをレポートする。
Xperia 10 IVはXperiaブランドにおけるスタンダードモデル「Xperia 10」シリーズの最新機種で、昨年発売された前機種「Xperia 10 III」に続いて5Gに対応しており、引き続いて上位モデルと同様に映画のスクリーンのアスペクト比2.35:1とほぼ同じ9:21のシネマワイドディスプレイやトリプルレンズカメラを搭載している。
進化点としてはチップセット(SoC)がXperia 10 IIIではQualcomm製「Snapdragon 690 5G Mobile Platform」だったが、新たにQualcomm製「Snapdragon 695 5G Mobile Platform」に強化されたほか、バッテリー容量も4500mAhから5000mAhに増量され、ディスプレイはXperia 10 IIIから約1.5倍明るくなっているなどしている。
ディスプレイはこれまで通りにノッチやパンチホールなどの切り欠きのない約6.0インチFHD+(1080×2520ドット)有機EL(OLED)「トリルミナスディスプレイ for mobile」で、ソニーの有機ELテレビ「BRAVIA」で培った技術によって動画再生時の画質最適化を搭載し、HDRやDCI-P3 97%をサポートして際立つ迫力の映像体験ができるという。なお、リフレッシュレートは60Hz、タッチサンプリングレートは120Hzとなっている。
本体サイズは約153(高さ)×67(幅)×8.3(厚さ) mm、重量は約161g、フロント面はCorningの新しい強化ガラス「Gorilla Glass Victus(ゴリラ ガラス ヴィクタス)」を採用し、割れにくくなっているという。また防水(IPX5およびIPX8)や防塵(IP6X)に対応しているが、特に耐衝撃などには対応していない。
シネマワイドディスプレイであるため、より縦長で本体が握りやすい細目の幅となっており、同時に発表された5.5インチサイズで小型のエントリーモデル「Xperia Ace III」の幅が約69mmであるが、Xperia 10 IVは6.0インチサイズながらもさらに2mm程度細い。なおかつ、重量もXperia Ace IIIよりも1g程度軽いため、かなり軽量化されている。
なお、バッテリー容量もXperia Ace III SO-53Cが4500mAhに対し、Xperia 10 IV SO-52Cでは5000mAhの大容量バッテリーを搭載している。Xperia Ace III SO-53C同様「いたわり充電」を含めたXperia独自の充電最適化技術によってバッテリー劣化を抑えるとのこと。充電はUSB Type-Cケーブルでの充電で、ワイヤレス充電には対応していない。
本体色は「ミント」および「ホワイト」、「ブラック」、「ラベンダー」の4色展開で、NTTドコモとau、UQ mobileでは4色ともに販売されるが、SoftBankでは「ミント」および「ホワイト」、「ブラック」の3色展開となる。
またNTTドコモでは「ラベンダー」がドコモオンラインショップのみで取り扱われ、ラベンダーを購入した場合は機種代金の1%相当を新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応や命を救うさまざまな活動を行う日本赤十字社の活動資金として寄付するという取り組みをNTTドコモとソニーが共同で行うという。
本体正面に向かって左側面にはnanoSIMカード(4FF)とmicroSDカードのスロット、右側面には上下(音量)キーと指紋センサーを内蔵した電源キーを搭載。上部側面には3.5mmイヤホンマイク端子を、下部側面にはUSB Type-C端子を備えている。
本体左側面のカードスロットはSIMピンを使わなくてもトレイが引き出せるタイプで、microSDカードは最大1TBまでのmicroSDXCカードに対応している。またNTTドコモ版はnanoSIMカードが1つのシングルSIMだが、au版およびUQ mobile版、SoftBank版はnanoSIMカードに加えてeSIMにも対応したデュアルSIMとなっている。
前面上部のベゼル(額縁)部分には約800万画素裏面照射型CMOS/広角レンズ(F2.0)のフロントカメラを搭載する。顔認証には対応していない。背面のリアカメラは以下のトリプル構成で、カメラレンズの上にはLEDフラッシュを備えている。
・1/2.8型の約1200万画素裏面照射積層型CMOS「Exmor RS for mobile」+広角レンズ(画角79°・焦点距離27mm相当・F1.8)
・1/4型の約800万画素CMOS+超広角レンズ(画角120°・焦点距離16mm相当・F2.2)
・1/4.4型の約800万画素CMOS+望遠レンズ(画角43°・焦点距離54mm相当・F2.2)
なお、リアカメラは、Xperia Ace IIIはシングルカメラだが、Xperia 10 IVでは3眼カメラとなっており、超広角および望遠用のカメラを搭載している点が異なる。また写真では見え難いが、リアカメラレンズの右側にはFeliCaに対応していることがわかるおサイフケータイマーク(アンテナ)もある。
一方で標準のカメラアプリはフラッグシップモデル「Xperia 1 IV」で搭載されている「Photography PRO」や「Videography PRO」は搭載されておらず、Xperia Ace IIIと同等のアプリとなっている。ただし、選択できる撮影モードはXperia Ace IIIで採用されている「ポートレートセルフィー」や「Google Lens」、「パノラマ」の3種類と比較して多く、Xperia 10 IVでは「ナイトモード」および「スローモーション」、「マニュアル」、「クリエイティブエフェクト」といった撮影モードにも対応している。
撮影モードの切り替えは「モード」をタップして表示された撮影モードを選択する。基本的には撮影モードを変更するまでは、前回選択した撮影モードが維持される仕様となっている。また、前機種のXperia 10 IIIと比較して、AI機能やナイトモードが強化されているとのこと。
オーディオ関連では有線および無線(ワイヤレス)でのハイレゾ音源にも対応しており、ハイレゾに対応したイヤホンやヘッドホン、または「LDAC(エルダック)」に対応したワイヤレスイヤホンやワイヤレスヘッドホンでハイレゾ音源を楽しむことができる。また、立体的なサウンドに変換する「360Reality Audio Upmix」にも対応している。BluetoothのVersionは5.1だ。
携帯電話ネットワークの対応周波数帯は以下の通りで、最大通信速度はNTTドコモでは5Gで下り最大2.1Gbpsおよび上り最大218Mbps、4G LTEで下り最大800Mbpsおよび上り最大75Mpbs、auやUQ mobileでは5Gで下り最大2.1Gbpsおよび上り最大218Mbps、SoftBankでは5Gで下り最大1.8Gbpsおよび上り最大159Mbps、4G LTEで下り最大500Mbpsおよび上り最大46Mpbsとなっている。
<docomo「Xperia 10 IV SO-52C」>
5G: n78 (3.5GHz)※, n78(3.7GHz), n79
4G: Band 1, 3, 5, 8, 12, 18, 19, 21, 39, 42
3G: Band I, V
2G: 850, 900, 1800, 1900MHz
※2022年7月以降対応予定
<au/UQ mobile「Xperia 10 IV SOG07>
確認中
<SoftBank「Xperia 10 IV A202SO」
>
5G: n3, n28, n77(3.4GHz), n77(3.7GHz), n78
4G: Band 1, 3, 4, 8, 12, 18, 19, 41, 42
3G: Band I, IV, VIII
2G: 850, 900, 1800, 1900MHz
連続通話待受時間(4G LTE)および連続通話時間(VoLTE)はNTTドコモでは確認中だが、auとUQ mobileでは約830時間および約2,910分、SoftBankでは約1020時間および約2400分。その他、内蔵メモリー(RAM)は6GB、内蔵ストレージ(ROM)は128GBを搭載し、OSはAndroid 12をプリインストールしている。最後にタッチ&トライ会場の担当者に主な特長などを聞いた動画を紹介する。
製品名 | Xperia 10 IV | ||||
型番 | SO-52C | SOG07 | A202SO | ||
本体 | サイズ[高さ×幅×厚さ/mm] | 約153×67×8.3mm | |||
質量[g](電池含む) | 約161g | ||||
カラー | ミント ホワイト ブラック ラベンダー | ミント ホワイト ブラック ラベンダー | ミント ホワイト ブラック | ||
SoC | Qualcomm Snapdragon 695 5G Mobile Platform | ||||
CPU | オクタコア(2.2GHz×2+1.8GHz×6) | ||||
内蔵メモリー(RAM) | 6GB | ||||
内蔵ストレージ | 128GB | ||||
外部ストレージ(最大対応容量) | microSDXC(1TB) | ||||
SIM | nanoSIM(シングルSIM) | nanoSIM/eSIM(デュアルSIM) | |||
画面 | ディスプレイ | 約6.0インチ有機EL | |||
解像度[横×縦] | FHD+(1080×2520ドット) | ||||
アスペクト比 | 9:21 | ||||
リフレッシュレート | 最大60Hz | ||||
HDR | ー | ||||
カメラ | 有効画素数/F値 | リア | 約1200万画素/広角(F1.8) 約800万画素/広角(F2.2) 約800万画素/望遠(F2.2) | ||
フロント | 約500万画素/広角(F2.2) | ||||
通信・通話 | 通信速度[受信時/送信時の最大速度] | 5G | 1.9Gbps/218bps | 1.9Gbps/218Mbps | 1.8Gbps/159Mbps |
4G LTE | 800Mbps/75Mbps | 確認中 | 500Mbps/46Mbps | ||
VoLTE/VoLTE(HD+) | ○/○ | ||||
テザリング同時接続数 [Wi-Fi/USB/Bluetooth] | 10台/1台/4台 | ||||
Bluetooth(対応バージョン) | ○(5.1) | ||||
国際ローミング[4G LTE/3G UMTS/2G GSM] | ○/○/○ | ||||
電池・充電 | バッテリー容量 | 5000mAh | |||
接続端子 | USB Type-C | ||||
ワイヤレス充電(Qi) | ー | ||||
連続待受時間[4G LTE](静止時) | 確認中 | 約830時間 | 約1020時間 | ||
連続通話時間[VoLTE] | 確認中 | 約2910分 | 約2400分 | ||
その他 | 防水・防塵 | ○/○ | |||
ワンセグ/フルセグ | ー/ー | ||||
おサイフケータイ(FeliCa)/NFC | ○/○ | ||||
生体認証 | ○(指紋) | ||||
ハイレゾ音源 | ○ | ||||
OS | Android 12 | ||||
メーカー | ソニー |
記事執筆:2106bpm(つとむびーぴーえむ)
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