Android 14の正式版がリリース!Pixel向け「Feature Drop」も案内

Googleは4日(現地時間)、アメリカ・ニューヨークのウィリアムズバーグにて新製品発表会「Made by Google Event '23」を開催し、合わせて同社が開発しているスマートフォン(スマホ)やタブレットなど向けプラットフォーム「Android」の最新バージョン「Android 14」( http://android.com/14 )の正式版をリリースしたとお知らせしています。

Android 14の正式版はAOSP(Android Open Source Project)におけるソースコードやSDKが公開されているほか、同社が展開する「Pixel」ブランドのスマートフォン(スマホ)「Pixel 4a (5G)」以降にファクトリーイメージが公開されており、さらにこれらの機種にはすでにネットワーク経由によるソフトウェア更新(OTA)を配信開始していて今後数週間のうちに順次更新できるとしています。

PixelシリーズにおけるAndroid 14の対象機種は「Pixel 4a (5G)」および「Pixel 5」、「Pixel 5a (5G)」、「Pixel 6」、「Pixel 6 Pro」、「Pixel 6a」、「Pixel 7」、「Pixel 7 Pro」、「Pixel 7a」、「Pixel Fold」、「Pixel Tablet」で、これらでは無料でAndroid 14にアップグレードできるほか、新たに発表された「Pixel 8」と「Pixel 8 Pro」は発売時よりプリインストールされています。

ビルド番号はグルーバル向けはすべての機種で「UP1A.231005.007」で、日本向けはPixel 7およびPixel 7 Pro、Pixel 7a、Pixel Foldがグルーバル向けからブランチしていて「UP1A.231005.007.A1」となっており、その他の機種はグルーバル向けと同じです。一方、他にもアメリカのAT&T向けもPixel 6とPixel 6 Pro、Pixel 6aがグルーバル向けからブランチしていて日本向けのPixel 7シリーズと同じ「UP1A.231005.007.A1」となっています。

なお、このPixel向けのAndroid 14へのOSバージョンアップを含むソフトウェア更新にはAndroidセキュリティーパッチレベルの2023年10月分への更新も含まれているほか、新たに新機能「Pixel Feature Drop」の2023年秋も発表されており、かなり多くの新機能追加や機能改善、不具合修正も含まれているということです。その他、同社ではAndroidやPixel、Android Automotive OS、WearOSの2023年10月分のセキュリティパッチレベルに加え、Android 14でのセキュリティパッチについても公開しています。

なお、GoogleではPixel以外についても今年後半にはSamsung GalaxyやiQOO、Nothing、OnePlus、OPPO、Realme、Sharp、Sony Xperia、Tecno、vivo、Xiaomiなどのさらに多くの他社製品でも利用できるようになる予定だとしており、既存製品のAndroid 14へのOSバージョンアップについては各メーカーや販売する通信事業者がそれぞれ配信を行うということです。

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Android 14はGoogleが開発・提供するスマホや他bレットなど向けプラットフォームであるAndroidの新バージョンで、最近の流れであるセキュリティーやプライバシーをより拡充しており、さらにパフォーマンスやユーザーカスタマイズの機能を強化してより使いやすいユーザーインターフェース(UI)を構築し、開発者向けにも生産性を向上する取り組みと続けており、これまで通りに正式版に向けて徐々にAndroid 14の新機能を追加していくということです。

Googleではカスタマイズについてスマホなどの本体カラーやケース、外観デザイン、ソフトウェアの見た目のカスタマイズ性などは使う人の個性の延長だとし、Androidではこれまでも壁紙やスタイル、カラー パレットのテーマからボタンや背景に至るまでを実用的かつ芸術的な方法で自分を表現するのに常に役立ってきたとしつつ、Android 14ではさらにスマホなどの製品を自分の好みに合わせてカスタマイズできるようになっており、新たにカスタマイズ ピッカーが拡充されて壁紙を簡単に切り替えてひと目で見たいものを更新できるようになっているとのこと。

またQRコードリーダーや「Google Home」アプリなどのロック画面のショートカットを貸すタイズして設定できるようになったため、よく使うアプリをロック画面から直接ワンタップで起動し、Google Homeアプリならスマートホームを素早くコントロール可能となっています。さらに厳選された新しいロック画面のテンプレートセットから自分のスタイルに最も合うフォントやウィジェット、色、形式を選択できるようになり、これらのオプションではIを使用して状況に応じて画面を調整してくれます。例えば、天気が突然悪化した場合にはロック画面の天気ウィジェットがより目立つようになったりするということです。

またAndroid 14では芸術的なスキルは必要なく、最も創造的で芸術的な自分をアピールすることもできるとし、Pixel 8やPixel 8 Pro に初めて導入された生成AIによる壁紙はAIが生成したテキストから画像への拡散モデルを使って視覚に合った壁紙を作成できるため、事前に設定された候補から選んで数回タップするだけでこれまでに見たことのない壁紙を作成可能となっています。その他にも目に優しい、カラフルではない美しさを好む場合にもAndroid 14には最小限の色を画面全体に洗練されて美しく見せる単色テーマが含まれているとしています。

一方、Androidは写真とカメラの品質の向上にも力を入れてきており、Android 13のHDRビデオのサポートに基づき、Android 14ではUltra HDR による HDR画像をサポートしています。Ultra HDRは鮮やかな色、より明るいハイライト、より暗いシャドウを引き出すことによって写真を最高の見栄えにすることができ、現在では多くのスマホで利用できる優れたHDR対応のディスプレイのおかげで、Ultra HDRでは元の画像の品質を変えることなく高解像度の写真を撮影して表示できるということです。

また健康やセキュリティーについてもデータをより細かく制御できるようになっており、アプリでは人々が自分のフィットネスや健康、ウェルネス レベルを追跡するのに役立つようになります。ただし、収集されたデータは特定のアプリごとに分離されていることが多く、データの可視性と制御が制限されるため、新たにプライバシーを管理するための中心的な方法としてAndroid 14の設定に組み込まれたるヘルスコネクトによってすべてのデータを1箇所に保存できるようになっています。


またデータは製品上で安全に暗号化されているため、Googleや他の誰かがそのデータを閲覧したり、他の目的で使用したりすることはできません。お気に入りの健康およびフィットネス アプリに接続して同期するだけです。さらにデータへのアクセスを要求するアプリによってデータがどのように使用されているかをより詳細に把握できるようになります。

Android 14の新しいデータ共有のアップデートによってアプリに位置情報などの情報へのアクセス許可を与えるよう求められたときにアプリが位置データをサードパーティーと共有しているときに通知が表示され、共有するかどうかについてより多くの情報に基づいた決定を下すことができます。

またAndroid 14のデジタル保護は最も機密性の高い情報であるデバイスの暗証番号(PIN)にも適用され、Android 14では6桁のPINの設定が推奨されることによってPINのセキュリティーが強化されているほか、6桁以上の正しいPINを入力すると、ロックが自動的に解除されるため、Enterキーを押す必要はなくなります。

他にもAndroid 14には視覚と聴覚を含む多くのアクセシビリティー機能が搭載されており、視覚障害のある人にとってAndroid 14の改良された拡大鏡はより直観的であり、ピンチ操作で100%からズームインおよびズームアウトすることが可能となっており、新しい拡大鏡設定パネルで拡大鏡のサイズを変更したり、拡大する画面の範囲をカスタマイズしたりすることもできます。またアプリからアプリに移動するときに拡大鏡がオフにならないようにアクセシビリティー設定で拡大鏡を「アプリを切り替えてもオンのままにする」に設定可能となりました。

またAndroid 14のフォントサイズのクイック設定タイルを使って読みやすさを向上させ、テキストのフォントサイズを素早う変更できるようになっており、大きなフォントサイズを小さなフォントサイズよりも遅い速度で拡大する非線形フォントスケーリングが導入されたことによって読みやすさを向上させることもできます。これにより、すでに十分な大きさのテキストが必要以上に大きくなるのを防ぐことができ、そうすることによってテキストが切れたり、テキストが複数行に折り返されたり、テキストがページ レイアウトを壊したりすることなく、画面を読むことが可能となります。

一方、聴覚のアクセシビリティーに対するアプローチもアップデートされており、Android 14にはアクセシビリティー設定からの専用の補聴器セットアップ フロー、音声をさまざまな出力にルーティングする簡単な方法、ショートカットから補聴器コントロールにすばやくアクセスする機能など、補聴器に接続して操作するためのより直感的な方法が備わっています。同様に通知音や呼出音、アラートもすべての人にとって常に有効であるわけではないため、Android 14ではアクセシビリティー設定と通知設定から「フラッシュ通知」をオンにして通知が届いたときに視覚的なライトを点滅させることができます。

さらにはAndroid 14にはビデオ通話での自動フレーミング、Google Homeアプリでのコントロールへのワンタップ アクセス、パフォーマンスの向上など、他にも多くのエキサイティングな機能が満載です。

更新中



記事執筆:memn0ck


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